ノラプログラマーの技術メモ

ネットで調べても出てこなかった情報を載せていきたい技術系ブログ。

CakePHP2系をサクッと日本語化する方法

概要

CakePHPは自動コーディングが出来て便利だし、エラー内容も分かりやすいし、書籍も多いので開発しやすいんだけど、英語なのがなー。ということで多言語対応(日本語化)してみた。

環境

php ver5.3.3
cakephp ver2.4.6

手順

1.ディレクトリを作成する

[app/Locale]の下に[jpn]フォルダを作り、さらにその下に[LC_MESSAGES]フォルダを作る。
このコマンドが便利。

mkdir -p Locale/jpn/LC_MESSAGES

2.i18nコマンドでpotファイルを作成する

cakeコマンドを実行する。

./cake i18n

potファイルを作成するのでEを選択。

[E]xtract POT file from sources
[I]nitialize i18n database table
[H]elp
[Q]uit
What would you like to do? (E/I/H/Q)
> E

コアからも書き出すのでYを選択。

Would you like to extract the messages from the CakePHP core? (y/n)
[n] > y

先ほど作成したフォルダ内にpotファイルを書き出すので、パスを指定する。

What is the path you would like to output?
[Q]uit
[/pub/cakephp3/app/Locale] > /pub/cakephp3/app/Locale/jpn/LC_MESSAGES/

出力されるファイルをひとつにまとめたいので、Yを選択。

Would you like to merge all domain and category strings into the default.pot file? (y/n)
[n] > y

以上でpotファイルが[app/Locale/jpn/LC_MESSAGES/]フォルダ内に抽出される。

フォルダ内に[default.pot]があるので、[default.po]に名前を変更する。これ注意。

3.実際に日本語化してみる

あとは[default.po]ファイルを適宜変更する。
例えば[View]を[詳細]などに日本語化する場合はこんな感じ。

#: View/Customers/index.ctp:16
#: View/Customers/view.ctp:62
msgid "View"
msgstr "詳細"

ファイルはUTF-8で保存するのを忘れずに。