ノラプログラマーの技術メモ

ネットで調べても出てこなかった情報を載せていきたい技術系ブログ。

商品バーコードの登録方法と費用まとめ

概要

商品にバーコードを付けることにした。実店舗でも流通させたいからだ。バーコードが登録できるまでの方法をメモしておく。

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バーコードの登録費用

・バーコード利用の手引き 1,200円
・バーコード登録申請料(年商10億円未満の小売業の場合) 10,800円

バーコードの付け方

1.バーコード利用の手引きを買う

登録申請書が必要なので、「バーコード利用の手引き」を買う。近くの商工会議所で買えるけど、amazonでポチるのが便利。これ1冊でほぼ完璧に分かる。薄いのですぐ読めるし、とても分かりやすく書かれている。

www.amazon.co.jp

2.登録申請料を支払う

「バーコード利用の手引き」に振込用紙が付いているので、それを利用して登録申請料を支払う。年商10億円未満の小売業なら10,800円。3年ごとに更新申請料が必要。年商や業態によって料金が変わるので注意。

3.登録申請書を提出する

登録申請書の裏面に振込用紙のコピーを貼り付けて、流通システム開発センターに提出する。すると登録通知書が届く。約2週間かかると手引きに書かれてたけど、実際には3日ほどで届いた。

登録通知書にGS1事業者コードが書かれているので、これをメモしておく。

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4.バーコードを作る

バーコードの下にある数字は次の意味がある。

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① GS1事業者コード
② 商品コード(001~999まで任意の数字)
チェックデジット(読み誤り防止のための数字)

これを踏まえてバーコードを作る。

例えば事業者コードが987654321、商品コードが001とする。チェックデジットを計算すると「2」になる。これらをつなげると、9876543210012がバーコードの数字になる。

チェックデジットの計算方法は手引書を参照のこと。より具体的なバーコードの作り方は下記のサイトを参考にしてみてください。無理なら業者に外注するのも手かも。

kawaidesu.hatenablog.com

5.バーコードの読み取りテストをする

バーコードをillustratorなどで作成して商品の箱やラベルシールなどに印刷する。最後にこれが読み取れるかテストする。テストするためにはバーコードリーダーが必要。

www.amazon.co.jp

このバーコードリーダーをパソコンにUSB接続する。そして印刷したバーコードを読み取ってみると、メモ帳などにキー入力されたかのように数字が自動的に入力される。もちろんバーコード数字の最後に改行を追加したりもできる。

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以上でバーコードの登録は終わりです。お疲れ様でしたー。

バーコードが読み取れない場合

もしバーコードがうまく読み取れない場合は、次の点を確認してみる。

インクジェットプリンターで印刷したためバーコードがにじんで読み取れない
⇒インクジェットは水に弱いので、レーザープリンタでバーコードを印刷した方がよい

・バーコードが小さすぎるので読み取れない
⇒バーコードの基本寸法は縦25.93mm、横37.29mm。最少サイズは縦20.74mm、横29.83mm。国内だけの出荷に限るなら最少の縦サイズは11mmになる。