ノラプログラマーの技術メモ

ネットで調べても出てこなかった情報を載せていきたい技術系ブログ。

windowsで開発したcocos2d-xプロジェクトをmacでビルドする方法

概要

cocos2d-xをwindows環境(eclipse)で開発。そのソースコード(プロジェクト)をmac環境(xcode)へ持っていってビルドしてみた。

つまりマルチプラットフォームクロスプラットフォーム?)開発ってのをやってみた。これでワンソースでandroidアプリもiphoneアプリも開発できるってわけだ。

手順

macの上にcocos2dxファイルをダウンロード・展開しておく。

次にcocos2dxフォルダ内にあるprojectsフォルダの中に、windowsで開発したプロジェクトをコピーする。

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コピーしたプロジェクト内にあるproj.iosフォルダを開く。その中にある「*.xcodeproj」ファイルをダブルクリックしてxcodeで開く。

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Classesフォルダ内にある「HelloWorldScene.cpp」など赤色になっているファイルはリンク切れを起こしているので、選択してdeleteキーで消去しておく。

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次にビルドに必要なファイルを追加する。Classesフォルダを選択して、メニューにある[File]-[Add Files to *]をクリックする。

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ここ注意!

追加するファイル(またはフォルダ)を選択する。[Copy items into destination group's folder(if needed)]のチェックを外し、[Create folder references for any added folders]を選択して[Add]ボタンをクリックする。Resourcesフォルダも同様。

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以上でビルドを実行してみるとうまくいくはず。うまくいかないケースとしては、環境の違いによるものがある。

例えばCCMenuにCCLabelをaddchildするのはwindowsだとOKだが、macだとビルドエラーが起きる。macではCCMenuにはMenuItemしかaddchildしてはならない、など。